
長 一仁
ごあいさつ
					人口17,000人程の小さな町、香美町。
					町の規模の割には香住漁港、柴山港と大きな漁港を構えており、松葉ガニ等を獲る沖合底曳網を中心に、紅ガニカゴ漁、定置網、イカ釣り、沿岸一本釣りなどが操業し、豊かな漁場に恵まれた日本海で年中美味い魚を獲ってきます。
					香住漁港のすぐ近くには、50社程の水産加工場が軒を連ね、競り落とした魚は新鮮なうちにそれぞれ加工されます。
					カレイ・ハタハタ等の塩干物、カニの身抜き、すり身を使ったちくわなどの練り製品、ニギス・サバ等の焼き製品、カニ・イカ等の茹で製品等、材料が豊富で加工の種類が多く、古くは100年以上前からその技術は育まれ、さらに進化しながら現在まで受け継がれています。
					昭和26年に設立された香住水産加工業協同組合では、冷蔵庫の運営、加工組合員への資材の購買、カニの殻の再利用化、発泡スチロールやプラスチックのリサイクル等様々な業務を行っています。
					近年では、とと活隊の魚食普及のイベントや、水青会・婦人部でのイベント出店、ジャパンインターナショナルシーフードショーへの出展など香住の魚やカニのPR事業にも力を入れています。
					皆様に香住の魅力を知っていただくため、組合員と協力し様々な事に挑戦していきます。				
組合の歴史
					日本海沿岸但馬の一寒村であった香住に明治の末鉄道が開通し、明治以前から営まれていた香住の漁業も、大正年間の初期に発動機による機械船の導入で、漁法の改善と漁場の開拓がなされ、漁獲物も逐次増加するに至りました。
					当時、数名毎に組を作っていた仲買も、大同団結を感じ、魚商組合として発足し、製品の改善と販路の開拓に努力を続けて参りました。
					この魚商組合こそ、現在の水産加工業協同組合の前身となりました。				
組合概要
| 組合名 | 香住水産加工業協同組合 | 
|---|---|
| 代表理事組合長 | 長 一仁 | 
| 所在地 | 兵庫県美方郡香美町香住区香住1854 | 
| 電話番号 | 0796-36-1103(代) | 
| FAX | 0796-36-3360 | 
| 設立 | 昭和26年2月19日 | 
| 出資金 | 8648万円 | 
| 従業員数 | 14名 | 
| 組合員数 | 42社 | 
| 事業内容 | 購買事業・販売事業・冷蔵事業・利用事業・指導事業など | 
| 主要取引銀行 | なぎさ信用漁業協同組合連合 | 
沿革
| 昭和26年2月 | 水産業協同組合法の規定によって、香住町水産加工業協同組合が設立 | 
|---|---|
| 昭和27年10月 | 共同販売所開設 | 
| 昭和28年8月 | 事務所・会議室新改築 | 
| 昭和29年7月 | 資材倉庫新築 | 
| 昭和31年1月 | 加工組合婦人部結成発足 | 
| 昭和31年6月 | 水青会発足 | 
| 昭和43年10月 | 香住町魚類内臓処理工場竣工 | 
| 昭和48年10月 | 事務所本館並びに荷捌所竣工 | 
| 昭和48年12月 | カニ殻処理工場新築完成 | 
| 昭和53年4月 | 冷蔵庫竣工業務開始 | 
| 平成5年5月 | 新館冷蔵庫竣工 | 
| 平成7年1月 | 阪神大震災 | 
| 平成12年 | 組合創立50周年 | 
| 平成15年12月 | 新カニガラ乾燥機導入 | 
| 平成17年 | 香美町誕生に伴い、香住水産加工業協同組合に名称変更 | 
| 平成23年3月 | 東日本大震災 | 
